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魂のサプリエナジー(10)空円光

「まなざし」    坂村真民

まなざしを 変えない限り
戦争は起こり
平和は来ない

憎しみの心を
捨てない限り
争いは絶えなく
幸せは来ない

無差別平等の
宇宙のまなざしを持つ
新しい人間の
出現を祈ろう

遠方凝視 あぁそうなんや!
霊性革命は難しいから 先ず、
まなざしを変えることから 始めればいいのだ。

これはその気になれば誰でも出来る。
ところが真我に出会うまなざしの変革は、
簡単のようで至難の技だ。

何故なら心内革命が必要だからだ。
試しに朝、鏡を見て問うて欲しい。

「これがお前の真我の目か?」と。

恐らく清廉潔白でないと、
自分の目を正視出来るものではない。

自分の目は誤魔化せないから、
やましい心や、
数え切れない道徳的な罪を犯している目で、
自分の目を正視できる筈がない。

 実は、
これは私の率直な懺悔の告白なのである。
脳出血で倒れるまで、
毎朝顔を洗い乍ら、
まともに目を見た事はなかった。
というより、見られなかった。  

病に倒れて4年後、
心内革命によってようやく、
自分の目を正視出来るようになった。

些細なことだが、
大きな喜びである。

真民先生の鳥のような
澄んだ慈愛の瞳に
少し近づけたことが、
何よりも嬉しい。  


私のような
ドラスチックな変革は無理としても、
普通の方がまなざしを変える方法を
二点お勧めする。

一つは、
毎朝鏡を見て「本当の自分か?」
という自問自答を習慣にする。

二つ目は、
1日1回遠方凝視をする。
遠方の空や山並みや海などを
3分間じーっと視つめる。

これは私が散歩の度に実行していることだ。  

世の中、
余りにも荒んだまなざしの人が多すぎる。

穏やかで、温かく、
しかも澄んだ瞳の人たちが増えれば、
どんなにか世の中は明るくなることだろう。

 

「愛のまなざし」   坂村真民

すべては 愛である
どん底に 落ちたひとを
救いあげるのも
愛のまなざし
千里万里を
飛びゆく
鳥たちの
あのまなざしを
見つめよう
強くあれ
優しくあれ
清らかであれ