魂のサプリエナジー念(5) 金沢の上瀧大さんから、嬉しいメールが届いた。「私個人のフェイスブックで、<大宇宙大和楽>を投稿したところ、閲覧した女性から、真民先生の「なにかわたしにでもできることはないか」の詩と共にコメントを頂いた」 そこで急遽、その長詩を紹介することにした。 誰もの魂に響く、生きる力の湧いて来る内容である。最後までゆっくり読んで欲しい。 「なにかわたしにでもできることはないか」“なにかわたしにでも できることはないか” 清家直子さんは ある日考えた彼女は全身関節炎で もう十年以上寝たきり医者からも見放され自分も自分を見捨てていた その清家さんが ある日ふと そう考えたのである彼女は天啓のように 点字のことを思いつき新聞社に問うてみた新聞社からわたしの名を知らされ それから交友が始まった彼女は左手の親指が少しきくだけ そこで点筆をくくりつけてもらい一点一点打っていった それから人差し指が少しきき出し右手の指もいくらかずつ動くようになり くくりつけなくても字が書けるようになり一冊一冊と天訳書ができあがり今では百冊を越える立派な点字本が光を失った人たちに光を与えている“なにかわたしにでもできることはないか” みんながそう考えたら きっと何かが与えられ 必ず広い世界がひらけてくる年中光の射さない部屋に一人寝ていた彼女に 手紙がくるようになり 訪ねてくる人ができ 寝返りさえできなかったのにベッドに起きあがれるようになりあったかい日はころころころがって座敷まで出ることができるようになり ある日わたしが訪ねた折などは 日の当たるところでお母さんに 髪を洗ってもらっていたどんな小さなことでもいい “なにかじぶんにでもできることはないか”と 一億の人がみなそう考え 十億の人がみなそう思い 奉仕をしたら 地球はもっともっと美しくなるだろう 片隅に光る清家直子さん!