坂村真民との妙縁(12)空円光 愛の道しるべ 坂村真民わたしが言いたいのは 愛の道しるべを自分の心の中にうち建ててこの世を生きてゆくことです あなたの心の中に自分で建てることのできる人は自分で建てて下さい 自分で建てることのできない人は誰かに建ててもらうことです わたしは大いなるひと杉村春苔尼先生にこの道しるべを建ててもらいました 龍馬倶楽部(後にまほろばくらぶ)の第一回の勉強会の貴重なレジメを、魚谷さんから送って貰った。28年前のものだが、予備としてまっさらのものを保存してくれていた。有り難いことに、その時の記憶が蘇って来るから不思議だ. 本筋から言えば、坂本龍馬から始めて然るべきだったが、坂村真民から始めたのには、私自身の熱い思いが込められていたことが伺える。 初心忘るべからず!思い返せば、紆余曲折はあったものの、今日まで、坂村真民先生一筋の道程であった。だから、2024年4月7日の「坂村真民生誕115年記念祭典」も、当然の帰結と思えてくる。「正師を得ざれば学ばざるに如かず」道元禅師 私自身、今静かに、間違いのない正師坂村真民に出会えたことを、人生最大の恩寵としみじみ痛感している。これまでの人生が全うできたのも、ひとえに先生のお陰に他ならない。 さて、レジメの項目の中で一番強調したのは、きっと「めぐりあいのふしぎ」だったと思う。真民先生と杉村春苔尼先生との運命的なめぐりあいを、自分とダブらせて語ったように思う。 以下、レジメを引用する。「道元は如浄に出会った。親鸞は法然に出会った。それと同じようにわたくしは杉村春苔尼というお方に出会った。思えば真の出会いというものは自己を変え、世界を変えるのである。 杉村春苔尼先生は、開眼の師、命の恩人、光と仰ぐ化身のお方。先生を通して、菩薩とつながり、仏とつながり、永遠なるものとつながる自己を知った。 思えばそのひとに会うまでは、わたしは普通の人間だった。でも会って以来すっかり変わってしまった。 むろんわたしはそれまでにいろいろな方にめぐりあって、出会いのふしぎは何回も体験してきた。しかし、そうした方々はわたしの一切を変えるまでの人ではなかった。杉村春苔尼先生だけがわたしのすべてを変えてくださったのである」魂は永遠なり!私は今、毎日「大宇宙大和楽」の祈りを続けながら、真民先生の魂と対話、交信を続けている。 それを通じて、大宇宙から授かり、生かされている命(霊命)の意味と役割を確信できるまでに至った。お陰のお陰のお陰様である。