魂のサプリエナジー(8)念波空円光 鳥は飛ばねばならぬ (詩:坂村真民)鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ 怒涛の海を 飛びゆく鳥のように混沌の世を生きねばならぬ 鳥は本能的に 暗黒を突破すれば光明の島に着くことを知っている そのように人も 一寸先は闇ではなく 光であることを知らねばならぬ新しい年を迎えた日の朝 わたしに与えられた命題 鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ実に生気横溢した詩だ。生きる力が湧いて来る。この詩で自殺を留まった人がいるというのも、解る気がする。 「雨が降っても立ち止まらないで、立ち止まらなければ、いつかはきっとたどり着ける。人間に与えられた最も偉大な恵み、それは人の心に宿る魂だ。自分に与えられた力を信ずること、不可能に思える目的にも諦めずに立ち向かう精神、そういったものこそ、私たちが一番大切にしなければならぬものだと思う。(シンシア・カーン 「雨が降っても立ち止まらなかった人たち」より) ところで、酉年生まれの真民先生は、ことの他 鳥の身軽さと自由さに憧れておられた。それもあってか、鳥にまつわる詩が沢山ある。いずれも、鳥と一如になっている詩ばかりだ。そのような詩を読めば、自ずから清澄な気持ちにならざるを得ない。そこで私の大好きな詩の一つを紹介したい。鳥になりたい鳥になりたい 空飛ぶ鳥に ヒマラヤ アルプス どこでも飛んで 愛と平和の 使者になろ金も位も国境も 持たない鳥の自由さを 人間たちに 知らせたい播かず 収めず 今日は今日 明日を任せて 生きてゆく 鳥になりたい 身軽な鳥にこの鳥は、何千キロも海を越え、山脈を越えて旅をする渡り鳥の姿である。この鳥たちのように、本能知(生命知)に目覚めて、それを信頼し、自らの進む道を力強く、真っ直ぐに歩み続けたいものだ。