Blog,  坂村真民先生との妙縁録

<予祝>「坂村真民生誕115周年 記念合唱大祭典」        

本日、
遂に念願の坂村真民全詩集全八巻(上記添付)を、
熟読玩味して完読し終わった。

達成感、充実感は「精神満腹」の一言に尽きる。

無我無心の読書行だったせいか、
自分でも信じられない程、
魂が洗い浄められた。  

真民詩、約3万遍の内、
先生自身が選りすぐった2284遍を、
全て完璧に読みこなした。

だから、
私にとっては一生の
「金字塔」となった。

座右の書だから、
断捨離は免れたが、
これまで何度も完読に挑戦し、
その都度中断を余儀なくされた。

今回は神人Nとの読み合わせのお陰で
やっと完徹できた。  

これまで勝手に
坂村真民の愛弟子と自認していたが、
これでようやく名実共に先生の印可を頂けたように思う。

というのも、ここ数ヶ月間、
ずっと先生の魂と一心同体だったからだ。

恩送りのつもりが、
「しっかりしろ」
の檄まで頂けたのだから恐縮千万である。

実際、今回はこれまでと違って、
純一無雑、一途一心、
真民詩に心血の全てを注いだ。

単に詩を読むだけでなく、
先生の97年の全生涯をトレースした。

先生の喜怒哀楽を我がものとして実感した。
それが出来たのも、晩年ではあるが、
親しく先生の謦咳に接することが出来たからである。

先生の表情、仕草、声色、独特の癖まで、
ありありと彷彿させることも出来た。

先生と接した二百枚以上の写真が、
いやが上にも臨場感を高めてくれることにもなった。

それは兎も角、
完読によって、
真民詩の真髄を明確に掴めたことが、
何よりも嬉しい。

嬉しいだけでなく、
先生の遺志
「大宇宙大和楽」の真言の広宣流布に、
全身全霊をかける決心と覚悟も肝に据わった。

ところで、ご存知のように、
先生の呼び名は多岐に渡っている。

国民詩人他、仏教詩人、自然詩人、祈りの詩人、
癒しの詩人、求道詩人等等。

只、今回全読して強く感じたのは、
「憂国の詩人」でもあることだ。

これに関する詩は、
一般には余り馴染みはないが、

「滅びるな日本」

という内容の詩が.
予想以上に多いことに驚いた。

それだけ先生は、
日本の行末を真剣に案じておられたのである。

その事もあってか、晩年、82歳の時、
「念ずれば花ひらく」
の限界を突破する新たな真言
「大宇宙大和楽」を、
熊本の幣立神宮で、
「宇宙大和神」に出会って
天啓を頂いたのである。

 この第二の真言は、
先生にとって、
日本国の救済だけでなく、
世界の救済にも不可欠の開眼開悟だった。

実際、現在の国内外の混乱と混迷は、
国連に代表されているように、
解決の糸口は全く見出せていない。

だからこそ、最後の切り札として
「大宇宙」の出番なのだ。

 「大宇宙の大念願は大和楽である」

138億年の歴史ある大宇宙の無言の声(意図)を、
80億の全人類が、
深い魂の底で受け止める秋(とき)が、
遂に来たのである。

正真正銘のパラダイムシフトとは、
天動説から
「大宇宙不動説」
に劇的に大転換することだ。

真善美そのものである
天地人の三位一体を、
何よりも優先しなければならない。

これが「滅びの道」から
「永遠(とわ)の道」へ向かう絶対条件である。

ここまで堂々と断言できるのは、
それなりの決定的な訳がある。

真民詩の中から、
至宝とも言うべき詩を発掘したからである。

「詩は万法の根源である」。

この内容には、誰もが目を疑うに違いない。

恐らく殆どの人が、一笑に伏してしまうだろう。
詩の紹介は長くなるので、次回を楽しみにして欲しい。