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坂村真民生誕115周年招魂コンサートに寄せて

   今何故坂村真民なのか。先生は2006年(平成18年享年97歳)に昇天されている。しかし、没後17年になるが、先生の魂は永遠不滅である。

 いや、そればかりか、世界が混沌としている今こそ、先生の出番なのである。人類の未来が掛かっていると言っても過言ではない。

 つまり、先生の第二の真言「大宇宙大和楽」その意味は「大宇宙の大念願は大和楽である。」この声なき声の呼び掛けに、どれだけ多くの人たちが呼応出来るかだ。

 迂遠のようだが、この大宇宙の声に真摯に耳を澄まし、当たり前と思っている大宇宙の恩恵に感謝すると共に、不遜な驕りを捨て、へり下りの気持ちを持って大和楽の世界を実現しなければならない。

 ところで、真民先生は、「大宇宙大和楽」の経緯について、次のように述べておれる。

 「わたしは、神学の学校(皇學館)を出たのであるが、宇宙大和神という神さまが在られることを知らなかった。知ったのは、阿蘇の弊立神宮にお参りした時である。

 話をしていると、宮司さんとは親戚であった。そんなことから、わたしは、主祭神の中の民族の大祖神と言われる宇宙大和神に心ひかれ、わたしの世界が、大きく開花していった。そして、「大宇宙大和楽」というわたしの開眼開悟となったのである。

 82歳にして、第二の真言を、第一の真言「念ずれば花ひらく」に付け加えたことは、余程のことだ。予期しない天啓を授かったからに他ならない。

 ただ、残念なのは、第二の真言は、第一の真言に比べると、殆ど世に広まらなかった。平成3年という時代状況には、少し早過ぎたのかも知れない。

 そこでベストタイミングの今、先生の遺志を継いで、「大宇宙大和楽」の賦算札を復刻し、私の「拝霊命感恩報徳」の真言札と合わせて、100万枚配布を発願した。

 その意味で、「坂村真民生誕115周年招魂コンサート」は、「大宇宙(天)の声に耳を澄まそう」のテーマ通り、

汚れゆく一方の世の中にあって、大詩霊(大詩母)から降りて来た汚れない真民詩、正に大宇宙(天)の声をコーラスで実感して頂き、大和楽の天国浄土のユートピアを体感して頂けることになるだろう。   (空円光)

上記は仮チラシです。場所や時間などはまた決まり次第改めてお知らせします。